このビン玉は本来、可愛いだけのオブジェではなく、漁師さんたちが漁を行う際に使う浮きとして大活躍していました。
時代が変わり、プラスチックが主流となった時に多くは割られ、現在では貴重なものになりつつあります――
そんな話を交えながらビン玉の講師をしてくれたのは安岡幸男さん。以前、マグロの延縄漁(はえなわ)を行い漁撈長(ぎょろうちょう)※を勤め実際にビン玉ネット編みを船上でされていた元漁師さんです。(室戸市ホームページより)
ビン玉ネットのロープワーク
「ビン玉ネットのロープワーク」と室戸のつながり
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椎名集落活動センターたのしいな
「椎名集落活動センターたのしいな」は、喫茶室や多目的ホールを利用した元気サロンや子ども教室を実施して、子どもから高齢者まで様々な世代が集う場所です。地域の行事や伝統文化などの情報発信、一大観光施設となったむろと廃校水族館等との連携により、市内外からの集客も目指していきます。(集落活動センターポータルサイトより) -
むろと廃校水族館
みんなが通える学校です。2006年に廃校した椎名小学校が改修され、2018年に「水族館」としてオープンしました。屋外プールと校舎内に設置した水槽には、ブリやサバ、地元の定置網にかかったカメなどがゆったりと泳ぎます。学校でありながら水族館で、水族館でありながら学校です。懐かしい机や椅子もそのままに、今学校に通っているみなさんも、ずっと昔に卒業してしまったみなさんも再び通える学校となっています。ぜひ皆様お越しください。(ひがしこうち旅より) -
椎名漁港
椎名漁港では、高品質な魚が水揚げされます。この理由は科学的に解明されていて、海水の富栄養性によるものです。海底の形状が特殊で漁港から3kmほどで水深1000mを超える深海が存在します。深層の海水には太陽光が届かないため、表層とは異なり光合成によってミネラルが消費されずに蓄積されます。室戸ではその深層の水(海洋深層水)が、海底の特殊な地形によって、表層近くまで上昇(湧昇流)してくるのです。そのため海域は、常にミネラルを豊富に含んだ海水で満ちた状態なのです。そこでは良質なプランクトンが発生し、豊かな生態系が生まれているのです。