300年以上続く伝統行事。県の無形民俗文化財に指定されています。起源は定かではありませんが、揃いの浴衣に彩り豊かな投網笠・独特の舞・リズム・歌詞が古から室戸の漁師さんによって継承されています。旧暦6月10日は漁師さんは漁を休み、豊漁への感謝と魚類への供養込めて、終日踊りぬきます。
シットロト踊
「シットロト踊」と室戸のつながり
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室津漁港
室津港は、江戸時代土佐藩の執政野中兼山により当時の殖産興業のために整備されました。津呂港と同じく荒磯を掘り込んで造った港です。後にも拡張工事がされていったため奥行きがあり、海が荒れた時にも多くの船が避難できたため、津呂港を凌ぐ良港であったと伝えられています。 戦後の遠洋マグロ基地として賑わった頃には、漁から戻った船がこの港に着き、漁師は港の上の料亭で久しぶりの街を楽しみました。一番室戸が賑やかであった頃の話です。今も、石堤が残されているなど、当時の風情を感じられる港です。(室戸市観光協会) -
大敷網:室戸の魚
室戸の東海岸は、陸から2~3km程度で水深約1000mの深海が存在します。この地形的特徴を活かすために、昔から工夫してきた大敷網は室戸の伝統漁法です。網目を大きくして、小さい魚は網目から逃すという、持続可能性に配慮した工夫もされています。