海洋深層水は、地球の両極付近の海で生まれ、遙かな時間をかけてゆっくりと循環しています。
室戸市は1985年に科学技術庁(現:文部科学省)アクアマリン計画のモデル海域指定を受け、1989年に日本初の海洋深層水研究所が、室戸岬町三津に設立されました。(室戸市HPより)
そして2000年4月には海洋深層水のさらなる研究と事業化を目指して室戸岬町高岡に「アクア・ファーム」が誕生しました。
室戸海洋深層水アクア・ファーム
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「室戸海洋深層水アクア・ファーム」と室戸のつながり
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海洋深層水のミネラルウォーター
深海から届く自然の恵み! 驚くほどピュアで美味しい海洋深層水は、健康と災害備蓄を支える高機能ミネラルウォーター ミネラルウォーターとして販売される海洋深層水は、まずその「美味しさ」に驚かされます。体にすっと染み込むその口当たりは、ただの水とはまるで別物。 さらに、マグネシウム(Mg)・カルシウム(Ca)・カリウム(K)・ナトリウム(Na)などのミネラルが豊富に含まれ、健康志向の方々にとってもうれしい選択肢です。そして注目すべきは、災害時の備蓄水としても高く評価されている点。清浄性・保存性・成分バランス─あらゆる面で非常に優れた特性を持っています。 室戸沖、水深344メートル。ここから汲み上げられる海洋深層水は、太平洋を数百年かけて巡った深海水。一般的なミネラルウォーターとは異なり、陸水や大気からの汚染がほぼなく、細菌数も極めて低いという清浄性の高さが特筆されます。 さらに、年間を通じて約9.5℃という安定した水温と水質のおかげで、長期保存にも対応。一般的なミネラルウォーターの保存期間が1〜2年程度なのに対し、室戸の海洋深層水は5年〜10年の長期保存が可能です。家庭や自治体、施設においても非常時に備えた理想的な備蓄水として注目されています。 この海洋深層水には、健康面でも大きな可能性が秘められています。高知大学医学部との共同研究により、腸内環境の改善、生活習慣病予防、美容効果などが期待されるという報告もあります。 我が家でも、長年にわたりこの海洋深層水を常備しています。健康目的ももちろんありますが、何より味が美味しい。抵抗なく体にすっと入ってくる感覚は、他の水ではなかなか味わえません。特に、二日酔いの朝に飲むと、その回復力を実感することも。 製品も実に豊富で、中には硬度10の軟水から硬度1500まで幅広く展開しているものもありますので、用途やライフスタイルに合わせて選べるのも魅力。さらに、硬度ゼロの純水はミネラルを除去した“無垢な水”として、薬の服用時や乳児の調乳にも安心して使える点も、多くの家庭で支持される理由です。 -
海洋深層水からの製塩
料理の味が変わる!深海の恵みが生んだ「天然ミネラル塩」の威力 室戸のお土産で、まずオススメしたいのが海洋深層水からつくられたお塩です。その味わいは、一般的な食塩とはまるで別物。あまりに違うので、「ウチの子が塩がいつもと違うって気づいたのよ」とお塩を贈った人に驚かれることもあるほどです。 料理好きな方や、“味の違いが分かる人”にもこの塩は大好評。毎日の食卓に少し添えるだけで、素材の味がふわっと引き立ちます。 室戸沖の深海、太陽の光が届かない水深1000mから湧昇流が運んできた海洋深層水。 そこには、植物プランクトンが光合成をしないため、消費されずに残されたミネラルがたっぷり蓄積された海水が眠っています。この「海の記憶」とも言える深層水を水深344mからポンプで汲み上げ、濃縮して結晶化。生産者の方いわく、「海洋深層水にもともと含まれるミネラルをどう残すかが塩づくりの真髄」なのだそうです。 だから、この塩にはミネラルの旨味が際立ちます。 私自身、毎日の料理に使っていますが、少しふりすぎてしまっても「しょっぱさ」で失敗することがありません。それは、塩の中にコクとまろやかさ、そして余韻のある旨味が含まれているからでしょう。 「室戸の海洋深層水のお塩」は、料理の用途や食材の個性に合わせて選べる豊富なラインナップも魅力です。 たとえば、天ぷらや焼き物、トマトなどの素材をダイレクトに味わいたい料理には、にがりを残したしっとりタイプの塩がおすすめ。しっかりとした塩味に、ほんのりと甘味が重なるまろやかな味わいが特徴で、素材の持ち味をふんわりと引き立てます。 一方、梅干しやパン、干物づくりなど、塩をたっぷり使う料理には、粒子の細かいしっとりタイプの塩がぴったりです。塩の風味が穏やかに馴染むので、素材の良さを損なうことなく、繊細な仕上がりが得られます。 そして、料理の仕上げにひとつまみ添えるなら、太陽熱でゆっくりと結晶化させた天日塩が最高です。ミネラルをしっかりと残したこの塩は、ひと粒ひと粒に深みがあり、余韻のある味わいが料理全体を引き締めてくれます。 それぞれの塩が、“ただの調味料”を超え、料理を豊かにする存在として寄り添ってくれるのです。 室戸では、海洋深層水を活用した製塩事業が地域の未来を支える柱にもなっています。 地元企業の室戸海洋深層水株式会社は、高知工科大学との共同研究を通じて、にがみ成分をほぼ除去しながら、ミネラルを活かす独自技術を確立。 この塩づくりは、過疎化対策の一環としても位置づけられており、雇用の創出・地域資源の活用・地元ブランドの確立へとつながっています。 室戸海洋深層水のお塩は、太古の海が育んだ栄養と、室戸の人々の技術と情熱が凝縮された結晶。それは、毎日の料理をそっと支え、食卓に静かに寄り添ってくれる一粒の奇跡です。 -
海洋深層水の神秘の味
太古の海が育んだ室戸の海洋深層水─命を潤すその力が、いま食・健康・地域再生の未来を変える。 海洋深層水とは、水深200メートル以深に存在し、地球規模で循環する清浄かつ栄養豊かな海水のことです。この水は古来より海を豊かなものとし、室戸の生きとし生けるものの命を紡ぎ続けてきました。 室戸の文化文明を発展させ続けてきたこの水の特性には、いまだ解明されていない可能性が多く秘められており、現在もさまざまな分野で研究が進められています。そして今後のさらなる活用にも、大きな期待が寄せられています。 四国・高知県の最南端。太平洋を三方に望む室戸岬の周辺には、日本でも屈指の“急深海域”(岸からいきなり深くなる海)が広がっています。 そのため、室戸は三方に50kmを越える海岸線をもちながらも、海水浴場がないという稀な地域です。 海岸から沖合わずか2〜3kmで、水深は一気に1000mへと達し、まるで海がそのまま断崖になったかのような、さらなる急峻な海底地形が、室戸東海岸には存在します。 この特異な地形が、室戸にさらに深い海洋深層水─“太古の海”を呼び込む力を与えているのです。 室戸岬から東に続く海岸線は、こうした地形的特性が着目され、1985年に科学技術庁(現・文部科学省)のアクアマリン計画により「海洋深層水資源の有効利用技術に関する研究」のモデル海域に指定されました。 室戸海域が研究フィールドに選定されたことを契機に、この海は全国的な関心を集めるようになります。 室戸には大都市近郊に見られるような大河川がないため、人間生活による自然環境汚染の影響が少なく、採水された海水は細菌数も非常に低く、清浄性に優れています。 さらに、窒素・リン・ケイ素などの無機栄養塩を豊富に含み、ミネラルバランスにも優れた高栄養な海水となっています。水温は年間を通じて約9.5℃と安定しており、発酵・成長・癒しなど、多彩な可能性を秘めた“命の水”として注目されています。 1989年には、室戸市に日本初の陸上型取水施設「高知県海洋深層水研究所」が開設され、海洋深層水の採水が本格的に始まりました。この海洋深層水は、室戸にとって“史上最大の自然の恵み”となったのです。 現在も高知県を中心に、官民が一体となって海洋深層水の研究と実用化に取り組んでおり、その活用は食品、農業、養殖、美容など、さまざまな分野に広がりを見せています。 ここでは海洋深層水が室戸でどのように活用されているのかを見ていきます。 下部の「室戸のつながり」の欄で、それぞれの知られざる海洋深層水の魅力に触れてください。 ①室戸の美味しい魚:ミネラル豊富な海洋深層水で満ちる海域が育てた、室戸の水産業 ②ミネラルウォーター:驚くほどピュアで美味しい!健康と災害備蓄を支える高機能さ ③製塩:料理の味が変わる!深海の恵みが生んだ「天然ミネラル塩」威力 ④陸上養殖 ・すじ青のり:「青のりの最高峰」─深層水が育む極上の風味 ・プラチナサツキマス:「幻の魚」室戸から復活─深層水で育てた極上の逸品 ・プライムオイスター:最高峰の「旅する牡蠣」室戸海洋深層水で磨かれた味 ⑤しいたけ栽培:ぷりぷり食感と濃厚旨味の逸品/室戸の極上椎茸 ⑥シレスト室戸:“深層美容”と“健康増進”を叶える癒しの楽園 ⑦深海生物漁:未踏の深海で夢を追う「深海生物漁師」の地方創生への挑戦 こんなにも海洋深層水が活躍するのには、やはり室戸の地形が大きく関係しています。 深海が近い室戸では、陸上に設けられた施設から取水管を海へと伸ばすことで、近距離から安定して海洋深層水を確保することが可能となっているのです。 この条件を満たす地形は、国内でも極めて稀です。 そもそも海洋深層水は、アラスカ沖などで冷たい海水が沈み込み、数千年の時をかけて地球の海底を巡りながら熟成されたもの。そして、室戸沖に到達した海底1000mのその水は、海底の断崖にぶつかり、勢いよく湧昇。 この海底から海洋深層水を運んできてくれる「湧昇流を生み出す海底断崖地形」こそが室戸海洋深層水の生みの親ともいえる貴重な存在なのです。 この偉大な自然の力を利用し、室戸では水深320〜344m付近から海洋深層水を取水しています。これは深海1000mの効果性の高い深層水を低コストで取得できる大きな利点です。 室戸海洋深層水は、地球規模の海洋循環と室戸岬の特異な地形が生み出した特別な水。 その清浄さと栄養価、冷たさと安定性は、数千年の旅路を経て湧き上がった「地球の記憶を宿した水」だといえるでしょう。 むかしむかし、海洋深層水に海洋深層水という名前が付いていなかった頃から、この「海の恵みの水」は室戸の漁業や文化の繁栄を支えてきました。 古来から魚を育て、人の命を育ててきたこの「水」は、現代の研究、技術によって、より成長と癒しの力を増して、今、室戸から世界へと広がり始めています。 -
湧昇流
室戸の水産資源が多種多様で美味しいのは、湧昇流が海洋深層水を深海から押し上げ、ミネラルを蓄えた海洋深層水により良質なプランクトンが室戸海域で発生するから。プランクトン→小中型魚→クジラまで食物連鎖が起こるからです。 -
赤穂化成株式会社
「新しい海洋文化」の創造にチャレンジし、お役様に喜んでいただける商品を提供していきながら、広く社会に貢献出来ることを念願しています。 -
マリンゴールド株式会社
海洋深層水の未知なる可能性を探求するパイオニア起業を目指して・・・ -
室戸海洋深層水株式会社
室戸海洋深層水(株)のお塩の秘密は、海洋深層水のもたらす豊かなミネラル分を最大限活かす製造工程にあります。そして世界で唯一、にがみ成分(So4)を除去していること。完成したお塩は、旨味やほのかな甘みを感じます。苦味やえぐみが無いのです。また、製造工場の環境負荷を低減に取り組むなど、地球環境の保全に取り組まれています。 -
海洋深層水のミネラルウォーター
深海から届く自然の恵み! 驚くほどピュアで美味しい海洋深層水は、健康と災害備蓄を支える高機能ミネラルウォーター ミネラルウォーターとして販売される海洋深層水は、まずその「美味しさ」に驚かされます。体にすっと染み込むその口当たりは、ただの水とはまるで別物。 さらに、マグネシウム(Mg)・カルシウム(Ca)・カリウム(K)・ナトリウム(Na)などのミネラルが豊富に含まれ、健康志向の方々にとってもうれしい選択肢です。そして注目すべきは、災害時の備蓄水としても高く評価されている点。清浄性・保存性・成分バランス─あらゆる面で非常に優れた特性を持っています。 室戸沖、水深344メートル。ここから汲み上げられる海洋深層水は、太平洋を数百年かけて巡った深海水。一般的なミネラルウォーターとは異なり、陸水や大気からの汚染がほぼなく、細菌数も極めて低いという清浄性の高さが特筆されます。 さらに、年間を通じて約9.5℃という安定した水温と水質のおかげで、長期保存にも対応。一般的なミネラルウォーターの保存期間が1〜2年程度なのに対し、室戸の海洋深層水は5年〜10年の長期保存が可能です。家庭や自治体、施設においても非常時に備えた理想的な備蓄水として注目されています。 この海洋深層水には、健康面でも大きな可能性が秘められています。高知大学医学部との共同研究により、腸内環境の改善、生活習慣病予防、美容効果などが期待されるという報告もあります。 我が家でも、長年にわたりこの海洋深層水を常備しています。健康目的ももちろんありますが、何より味が美味しい。抵抗なく体にすっと入ってくる感覚は、他の水ではなかなか味わえません。特に、二日酔いの朝に飲むと、その回復力を実感することも。 製品も実に豊富で、中には硬度10の軟水から硬度1500まで幅広く展開しているものもありますので、用途やライフスタイルに合わせて選べるのも魅力。さらに、硬度ゼロの純水はミネラルを除去した“無垢な水”として、薬の服用時や乳児の調乳にも安心して使える点も、多くの家庭で支持される理由です。