室戸岬のシンボルでもある「白亜の灯台」は初灯から120年あまりを迎えており、
そのレンズは日本最大級を誇る2m60cmと大きく、光達距離は49kmに達します。
「室戸岬灯台まつり」では、普段は入ることができない、室戸岬灯台内部見学、また最御崎寺宝物殿も見学できます。ぜひお楽しみください。
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室戸岬灯台まつり
「室戸岬灯台まつり」と室戸のつながり
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室戸岬
室戸岬は高知県東南端の室戸市の突き出た頂点にあります。遮るもののない視界いっぱいの太平洋の眺めは圧巻で、その美しさから「日本の渚・百選」に選定されています。 室戸の地では、大陸と海洋のプレートがぶつかり合い地面を隆起させて日本を生んだ地球の活動、断層を直接見ることができ、室戸市全域が、自然・文化遺産と関連した地質遺産を活用し持続可能な社会の実現を目指すユネスコ世界ジオパークに認定されています。国際機関であるユネスコの世界ジオパークは日本には10地域しかありません。 海と陸が出会い新しい大地が誕生する最前線である、室戸ユネスコ世界ジオパークの南国情緒あふれる海岸線はアコウの木やウバメガシなどの亜熱帯性気候樹林や海岸植物が群生し、保全すべき優れた風景地として国から「室戸阿南海岸国定公園」にも指定されています。 室戸岬が歴史にあらわれるのは平安時代。かの弘法大師空海が四国の最果ての地、室戸岬を修行の場としました。明星が口に飛び込み悟りを開いたという洞窟(御厨人窟・みくろど)があり、この洞窟から見える空と海から「空海」の法名を得たとされています。(諸説あります)そして弘法大師は後に室戸岬で四国八十八ヶ所参りの第24番札所となる、室戸山明星院最御崎寺を開基します。最御崎寺で弘法大師が斧の秘技をもって製作したといわれる本尊「虚空蔵大菩薩」は秘仏となっています。 その他にも「目洗いの池」や「食わず芋」など、弘法大師はこの所縁の地で数々の伝説を残しました。室戸岬の遊歩道を歩きながら、その足跡を辿ってみるのもお勧めです。 なぜ弘法大師空海がこの室戸岬を修行の場として選んだのか? 若き日の空海を悟りへと導き、人生観を変えた絶景・室戸岬。ぜひ訪れてみてください! 訪れる際には、ぜひ地元の方の有志による「室戸市観光ガイドの会」のツアーに参加していただきたいです。地元ガイドさんとのコミュニケーションを楽しみながら、ブラタ〇リ感覚で室戸の魅力に迫ることができます。 -
室戸岬灯台
室戸岬のシンボルは、青い空と海のはざまに立つ白亜の灯台。 明治32年以来、 航海者たちの安全を照らす水先案内人として活躍しています。 室戸岬先端、標高151mの山上にあり、レンズの大きさは直径2m60cmと日本最大級。 毎年11月1日に近い土・日曜日に行われる「灯台まつり」の日には、 内部を一般開放しています。(室戸市役所HPより) -
最御崎寺(ほつみさきじ)
807年に弘法大師空海の開基と言い伝えられています。嵯峨天皇の御代に、勅命により国家を守り衆生の利益を願う勅願所となりました。弘法大師自らが斧をとり、一削三礼の秘技をもって製作したといわれる「虚空蔵大菩薩」は秘仏となっています。 足利幕府時代には、土佐の安国寺として定められました。 境内には、空海の七不思議の「鐘石」や、土佐藩二代目藩主山内忠義公により寄進された「鐘楼堂」などがあります。 明治初年まで女人禁制でありました。霊宝殿には、国指定重要文化財の仏像3体を収蔵し、例年11月初旬に行なわれる『室戸岬灯台まつり』開催時に一般公開されています。(参考:室戸市観光協会HP)