室戸岬 最御崎寺 へんろセンターは、名前のとおり、四国八十八箇所霊場の第二十四番札所・最御崎寺のすぐそばにあります。室戸岬スカイラインの中程にあり、豊かな緑に囲まれた閑静な環境で、落ち着いた時間を過ごせます。
珍しいのは、弘法大師願い掛け風呂。浴槽にある像にお湯をかけながら、願掛けをします。お料理も好評。お遍路さんにやさしい宿です。(ひがしこうち旅HPより)
室戸岬最御崎寺遍路センター
「室戸岬最御崎寺遍路センター」と室戸のつながり
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室戸キンメ丼
深海に生息しているキンメダイ。室戸市東側の海底は急激に深くなる地形となっており、沿岸近くの漁場で漁獲し鮮度の高い状態で水揚げすることができます。 室戸市内ではそんなキンメダイを使ったご当地丼「室戸キンメ丼」を全店共通価格でお召し上がりいただけます。(室戸市ホームページより) 室戸の金目鯛漁は、近海でできる日帰り漁だから、鮮度抜群だよ! -
お遍路
お遍路とは弘法大師空海が開創された八十八の札所を拠点としながら四国全周1400kmの霊場を巡る旅です。国と人々の安寧を願った弘法大師を慕い、足跡を共に歩み、現世を離れ霊場という聖域を巡る旅で、お遍路中は常に弘法大師と一緒にいる感覚を持つことから同行二人(どうぎょうににん)と表現されます。 四国ではお遍路は敬意をもって迎えられ、空海を慕う信心深い地元の人々から、お遍路さんに食べ物飲み物や休憩場所を提供するという「お接待文化」が現在も息づいています。 四国八十八ヶ所参りとは、お遍路と言えば白装束で徒歩という歩き遍路スタイルが有名です。現在では、外国の方の歩き遍路を見かけることも多いです。 歩き遍路の他に、お遍路ツアーへの参加や、車や自転車を利用する方もいらっしゃいます。全長1400kmに及ぶ壮大な聖地巡礼の旅ですので、一度に巡ることが時間的に難しい場合、八十八ヶ所を複数回に分けて巡る「区切り打ち」と呼ばれる方法もあります。 室戸には3つの札所があり、まず太平洋が一望できる見晴らしの良い室戸岬の山の上、室戸岬灯台のすぐ近くに弘法大師空海が西暦807年に建立したお寺「室戸山明星院・最御崎寺(みょうじょういん:ほつみさきじ)」があります。室戸岬は弘法大師が悟りを開いた「修行の道場」とされる土佐最初の霊場です。第24番札所として多くの巡礼者が訪れます。 そして25番札所 宝珠山眞言院 津照寺(しんしょうじ:つでら)26番札所 龍頭山光明院 金剛頂寺(こんごうちょうじ:にしでら)があります。 どの霊場も海が隆起してできた高地(海成段丘など)に建立されており、あちこちに地質学的に希少な特徴が見られます。 -
最御崎寺(ほつみさきじ)
807年に弘法大師空海の開基と言い伝えられています。嵯峨天皇の御代に、勅命により国家を守り衆生の利益を願う勅願所となりました。弘法大師自らが斧をとり、一削三礼の秘技をもって製作したといわれる「虚空蔵大菩薩」は秘仏となっています。 足利幕府時代には、土佐の安国寺として定められました。 境内には、空海の七不思議の「鐘石」や、土佐藩二代目藩主山内忠義公により寄進された「鐘楼堂」などがあります。 明治初年まで女人禁制でありました。霊宝殿には、国指定重要文化財の仏像3体を収蔵し、例年11月初旬に行なわれる『室戸岬灯台まつり』開催時に一般公開されています。(参考:室戸市観光協会HP) -
室戸岬灯台
遮るものが何もない真っ青な空と太平洋を一望できる室戸岬の先端。標高151メートルの山の上に室戸岬灯台があります。 青空に映える白亜の灯台は木々の緑の中で輝いています。展望台からは遥か遠く水平線が空に交わる様子が見え、広々とした海にクジラたちが回遊する姿が見えないかと目を凝らして しまいます。 太平洋に突き出た室戸岬の沖合の重要航路を守るため、日本一遠くまで海上を照らすことができる灯台です。1番大きな第1等レンズを備えた日本の5台の灯台の中の一つです。 建築されたのは明治32年(1899年)。現存する鉄造灯台としては日本で2番目に古い歴史を持ち、現在も原形を保って約120年間照らし続けています。建築に当たっては当時最先端の建築技術が導入されました。灯台を形作る鋼材は、当時は輸入に頼っており高価でしたが、工期の短さを利点として選ばれました。鋼材は帆船で岬まで運ばれ、蒸気の力でレールにて山頂まで運び上げられたそうです。当初は石油ランプで照らしていましたが、後にレンズが英国から輸入されました。 灯台の眼下には1600年前深海からせり上がってきた岩の大地と亜熱帯の森が見え、灯台の周りを散策すれば、美しさとそれを守りながら活かす活動が認められ、ユネスコ世界ジオパークに選ばれた室戸のストーリーを知ることができます。ガイドツアーに参加して丁寧な解説とともに、古代の海底の地層や貴重な動植物と触れ合いながら、遊歩道を散策するのがオススメです。 毎年11月1日に近い日曜日には「室戸岬灯台まつり」も行われます。普段は立ち入ることのできない灯台内部を一般観光客に開放するとともに、イベントや飲食店の出店ブースも設置され、空海ゆかりの最御崎寺など室戸岬名所の紹介も行われます。 -
弘法大師 空海
1200年ほど前の平安時代、香川県善通寺市に誕生した空海は、真言宗の開祖として知られています。 空海は室戸岬の荒磯乱礁のほとりで苦行修行を積みながら、悟りを開きました。空海にとって、室戸岬の大自然は、第二の誕生の地と言い得る霊地となりました。遣唐使として入唐した空海は真言密教に没頭し、そして再び室戸の地を訪ね、室戸の地に三山「最御崎寺」「津照寺」「金剛頂寺」を開きました。