室戸春ぶりを伝統料理「たたき」で味わう。藁焼きによって、香ばしさと暖かさをまとったブリに、柑橘の入った自家製タレが絶妙な美味しさを生み出します。
ブリのたたき
旬の時期
- 1月
- 2月
- 3月
- 4月
- 5月
- 6月
- 7月
- 8月
- 9月
- 10月
- 11月
- 12月
「ブリのたたき」と室戸のつながり
-
室戸春ぶり
室戸の春はブリなんです。産卵を控えて太平洋を南下し、室戸の沿岸近くを通過するブリは、春には栄養を蓄え「室戸春ぶり」として、人々に愛されています。脂は豊潤でサラリ、旨味抜群。温めると、きめ細やかな脂が溶け出し身がホロホロと口の中にほどけ、春の幸せが広がります。田舎マップ管理人のおすすめは、お刺身だけでなく、火を使ったお料理です。鍋、照り焼き、藁焼き、しゃぶしゃぶ。一口一口、脂と旨味が口の中いっぱいに広がって、やみつきになります。 過去の印象で、ブリに「くどさ」を感じている、あなた! 産地の室戸の旬のブリを食べて、魚全般に対する意識改革にチャレンジしてみてください。ブリは日本海に限ると思ってる、あなたも! ご自身の味覚で感じとっててください。室戸の海は、世界的に奇跡的な条件に恵まれています。太陽光が届かない深海の海水がミネラルを豊富に蓄えたまま、室戸の海に湧出しているんです。詳しくは、つながり欄の「海洋深層水」をご覧ください。 -
釜めし初音
現在は三代目となる店主の高瀬成浩が地元高知の活きの良い食材を厳選し、素材の味を余す事なく引き出すべく、調理場にて日々腕をふるっております。人当たりの良い店主ではありますが、胸の奥には土佐のいごっそう魂が秘められており、 料理に対しては厳しい目とストイックな精神を遺憾なく発揮しております。特にそれが顕著に現れるのは「素材選び」と「調理方法」の二つです。(お気軽に入ってくださいね) -
藁焼き
「藁焼」は高知県の伝統的な調理方法です。「わら入れ八年、焼き三年」と言われるほど熟練を要します。藁を燃やした炎で硬い皮目をしっかりと焼き切ります。包丁で切ってみると、あくまで皮目のみを薄く火を通し、身は生のまま味わう。「カツオのたたき」は全国的に有名ですが、室戸ではウツボやハガツオ、メジナなどカツオ以外の魚種にも一般的に用います。刺身とは違う高知ならではの伝統調理法です。藁で焼けた皮目の香ばしさ、出来たては温かく香りが立つ。タレは室戸の豊富な柑橘類を使用し、薬味は独特でニンニクや大葉、タナネギなど作り手のこだわりがある。全てを口の中に入れると絶妙な美味しさがいっぱいに広がります。室戸でとれたての旬の魚と、産地で脈々と受け継がれている伝統調理法が作り出す味を、ぜひ召し上がって感じてください。 -
柚子酢(ゆのす)
「ゆのす」という、柚子を絞った果汁です。「す」といいつつ、酢ははいってません、果汁のみです。酸っぱすぎず、尖ったところがなく、どこまでもぬけるような爽やかさ。「ゆのす」は日本人の醤油と同じレベルで、室戸の食文化を支えていると言っても過言ではありません。田舎寿司では爽やかな酢飯として、藁焼きでは香ばしさとの相乗効果が完璧なんです。ちなみに私は毎日焼酎にちょっと入れて、楽しんでます。