高知県では、里芋のことを田芋と呼んでいます。独特のとろみがあり、ほくほくとした口当たりで風味があって美味しいと言われています。☆おすすめの食べ方☆皮をはいで茹でて煮っころがしなどで。蒸してお塩つけるだけでも絶品です!
コロッケやカレーに入れても美味しいですよ。(えいとここうちHPより)
田芋(里芋)
旬の時期
- 1月
- 2月
- 3月
- 4月
- 5月
- 6月
- 7月
- 8月
- 9月
- 10月
- 11月
- 12月
「田芋(里芋)」と室戸のつながり
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義長神社の大祭
義長神社の大祭は、羽根町の北生と黒見の二つの地区に伝承される祭りです。大祭前日の早朝に田芋で餅を作り四角く切って、263個奉納します。これは県内でも珍しく、義長神社の祭神である、武将・仁木義長がこの地に落ち延びたときの一族の数に由来するといわれています。本祭当日も、早朝から地区の男性によって榊などで作られた弓・矢を作り奉納します。国の記録作成等の措置を講ずべき無形民俗文化財に選択されています。(室戸市観光協会HPより) -
田芋の煮物
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日南(ひなた)
高知・室戸の山間部に残る“幻のナス” ボタナスで地域を未来へつなぐ日南の物語 高知県室戸市の中山間部にある集落・日南(ひなた)も、全国各地の村と同じように、少子高齢化・人口減少が深刻な課題となっています。 現在の日南の人口は51人。そのうち60代以上は41人で、全体の約80%を占めます。(令和5年現在) 取材をさせていただいたボタナス農家の谷口さんご夫婦(70代)も、集落では“若手”に数えられるそうです。 後継者不足により農家の数も減少し、現在ボタナスを栽培している農家はわずか6軒。 「伝統野菜のボタナスを残せるのか?」 というより、すでにこれは「日南地区の存続」の問題なのかもしれません。 日南の農産物は「美味しい」との評判をよく耳にします。 寒暖差のある中山間部で、海岸沿いの町よりも気温が3度ほど低いとのこと。 このあたりは“南国土佐”と呼ばれる地域ですが、冬は意外と寒くなるそうです。 美味しい野菜が育つのは、この寒暖差と、水(湧水・朝露・夜露)の影響が大きいのではないか──という声もあります。 日南に限らず、地方の農家さんは、畑や田んぼを取り巻く環境条件にとても敏感です。 周囲の自然環境や人工物が作物にどう影響するのか──それを熟知しているのが、田舎の農家さんたちなのです。 日南の生産者の皆さんは、地域の自然環境に精通した“腕利きの職人”とも言える方ばかり。 日々の作業、道具の手入れ、天候に応じた準備など、自然を相手にする仕事に余念がありません。 中には、80代で現役バリバリの“鉄人”のような農家さんも。 とはいえ、山に分け入ったり、重い機械を運ぶ作業などは身体的な負担も大きくなり、「しきび」や「黒糖作り」など一部の品目は取り扱いをやめる方も出てきている状況です。 このままでは、日南の農家さんが育てる中山間部の“自然の恵み”も、少しずつ減ってしまうかもしれません。 室戸で地元の産品を取り扱う、道の駅キラメッセではオープンした約30年から比べると、扱う農作物の種類は約30%まで少なくなってしまっているそうです。 全国的にも状況は厳しく、現在、全国の市町村の50%以上となる885の自治体が“過疎地域”に指定され、国土の60%以上が該当しています。 そこに暮らしているのは、全人口のわずか9%。 今まで「当たり前」だったことが、なくなっていく── その変化は、“ドカン”と音を立てて起こるものではありません。 気がつかないうちに、少しずつ、静かに、いつの間にか……進んでいくのです。 しかも、それは“知らない町”で、“知らない間”に起こっていること。 もしかすると、どこかで 「ボタナス、売ってないのね……」 という声が聞こえる日がくるかもしれません。 その時にはもう、ボタナスだけでなく、たくさんの“こと”が失われたあとなのかもしれません。 -
道の駅キラメッセ室戸・楽市
室戸の旬がずらり!とれたて新鮮・種類豊富な産品を地元価格で提供します 〜併設レストランでは旬の味覚を満喫できる「道の駅キラメッセ室戸」で宝探し気分 眼下に雄大な太平洋が広がる、風光明媚な場所─「道の駅キラメッセ室戸」は、室戸の海と山の恵みを五感で味わえる、観光・食・文化の拠点です。 敷地内には、室戸の新鮮な海の幸をふんだんに使った料理が並ぶレストラン「食遊 鯨の郷」があり、捕鯨文化をデジタル技術で体感できる資料館「鯨館」では、歴史や漁具、生態について楽しく学べます。 さらに、毎朝届く地元産の野菜・果物・鮮魚・加工品がずらりと並ぶ直売所「楽市」があって、農家さんや漁師さんが丹精込めて育てた旬の恵みが勢ぞろいします。 店内を歩けば、聞き慣れない名前の柑橘や、種類豊富なさつまいもに出会える楽しさが。 お茶やお味噌などの加工品も丁寧に並べられています。 観光客以上に地元の人々から支持されるのも納得─地元価格で高鮮度の食材が手に入るから遠方から訪れた方も、安心して買い物を楽しめます。 楽市のスタッフさんの言葉には、お店と生産者さんとのつながりがにじみ出ます。 「沢山ある産品には、それぞれに旬がありますけど、種類が多すぎて、はじめは詳しくなかったんです。でも、生産者さんと話すうちに、旬の時期とその美味しさを知るようになりました。訪れてくれたお客さんにも、今いちばん美味しいものを届けたい」 「生産者さんと、作付けする野菜について一緒に考えることもあります、売れている野菜と一緒にサラダにして相性のいいものとか」 そんなスタッフさんと生産者さんとの連携が、「楽市」ならではの活気を生み出しています。 中でも、人気ナンバーワンの商品は「キラ坊すいか」。 西山台地で育てられた小玉スイカで、6月の収穫時期には店頭に並ぶそばから売り切れてしまうほど。「美味しさをたくさんの人に届けたい」と、スタッフさんは売り方にもひと工夫を凝らしています。 親切なスタッフさんばかりなので、その季節ならではのおすすめ商品もぜひ気軽に尋ねてみてください。 室戸市役所の担当者さんも笑顔で語ります。 「野菜の人気は抜群です。室戸のふるさと納税返礼品でも、野菜定期便がダントツの1位なんですよ」 野菜だけでなく、海の幸も室戸らしさ満載。 地元で親しまれるマグロの“ワタ”や、“じっこ”などの貝類、丸魚など珍しいものがずらり。 都市部ではなかなか手に入らない品々が、驚くほどリーズナブルな価格で手に入るのも魅力です。 観光・食・文化・学び─ すべてが揃う「道の駅キラメッセ室戸」は、地域の恵みがぎゅっと詰まった宝箱のような場所。室戸岬を訪れる際には、ぜひ立ち寄って、室戸の魅力を肌で感じてみてください。