ウバメガシ

  • ウバメガシ

おすすめリンク

室戸ユネスコ世界ジオパーク

ウバメガシはブナ科の常緑広葉樹で土佐備長炭の素材となる貴重な樹木。
潮風に強い特性を持ち、暖かい地方に自然分布します。
室戸岬を中心に東西に長く美しい海岸線を有し、四国の南東端で太平洋に突き出した形である温暖な室戸市はウバメガシの生育にもってこいの自然条件を兼ね備えています。

室戸市は森林がその面積の大部分を占めるため、古くから大阪方面へ木材を出荷することで生計を立てていましたが、明治40年に製炭技術が伝授されたのを転機として、ウバメガシを利用した備長炭の三大産地の一つとして発展しました。
ウバメガシでつくる良質な土佐備長炭は評価が高く、大正時代には生産地の室戸市吉良川地区は大いに栄えました。
吉野川の町並みは重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

最上級の備長炭の素材として消費されたウバメガシは現在その数を減らしてしまいました。
今でも海岸線沿いでは見ることができ、民家の庭先などにも自生していますが、近場で備長炭製造の必要量確保は難しいです。

土佐備長炭を製造する「窯元炭遊」の川田さんは素材のウバメガシを手に入れるために地権者さんに許可を取り、傾斜のきつい険しい山に分け入って苦労して持ち帰るそうです。
「ウバメガシの群生を見つけたときはテンション上がります」とのことです。

ちなみに海岸線の室戸阿南海岸国定公園では保護されているため今もたくさんのウバメガシの群生が見られます。

「ウバメガシ」と室戸のつながり