佐喜浜の漁港では、高品質で美味しい魚が水揚げされています。この理由は科学的に解明されていて、海水自体の富栄養性によるものです。海底の形状が特殊で漁港から3kmほどで水深1000mを超える深海が存在します。深層の海水には太陽光が届かないため、表層とは異なりミネラルが消費されずに蓄積されます。室戸ではその深層の水(海洋深層水)が、海底の特殊な地形によって、表層近くまで上昇(湧昇流)してくるのです。そのため海域は、常にミネラルを豊富に含んだ海水で満ちた状態なのです。そこでは良質なプランクトンが発生し、豊かな生態系が生まれているのです。
佐喜浜漁港
「佐喜浜漁港」と室戸のつながり
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大敷網:室戸の魚
室戸の東海岸は、陸から2~3km程度で水深約1000mの深海が存在します。この地形的特徴を活かすために、昔から工夫してきた大敷網は室戸の伝統漁法です。網目を大きくして、小さい魚は網目から逃すという、持続可能性に配慮した工夫もされています。 -
深海生物漁
室戸は陸から深海が近く変わった深海魚をたくさん見ることができます。また、外洋魚や大型のサメなどもいて、生き物を良い状態で飼育できる施設を作っていけば、他の水族館で見られない飼育の難しい生物をたくさん見ることができます。現在、室戸の漁師ならではの移動水族館や珍しい深海生物のふれあい水槽など様々な機関に協力してもらいながら行っています。 -
湧昇流
室戸の水産資源が多種多様で美味しいのは、湧昇流が海洋深層水を深海から押し上げ、ミネラルを蓄えた海洋深層水により良質なプランクトンが室戸海域で発生するから。プランクトン→小中型魚→クジラまで食物連鎖が起こるからです。 -
黒潮
黒潮は、四国の南西に位置して太平洋に突き出ているの室戸市に、南から温かい空気と、豊富な資源をもたらします。 -
深海生物 漁業体験
高知県東部地域は黒潮が流れ込み、室戸沖の深海からは海洋深層水が昇ってくる素晴らしい環境に恵まれた地域です。 世界ジオパークにも登録されている室戸の地形は深海が陸から近く、他の地域ではあまりみることのできないオオグソクムシをはじめとした、多くの深海生物が生息しています。 室戸には陸地から近い場所に、まだまだ未開拓の深海があります。誰も経験していない珍しい発見があるかもしれません。 -
太平洋の大海原へ、冒険クルーズ
クジラ、イルカ、オオグソクムシに出会えるかも!?ホエールウォッチング四国発祥の地、室戸、海から室戸世界ジオパークを体験しよう!高知県東部地域は黒潮が流れ込み、室戸沖の深海からは海洋深層水が昇ってくる素晴らしい環境に恵まれた地域です。日々変わる海、山の姿をのんびり見ながら沖を走っていると、クジラやイルカ、魚、ウミガメなど様々な生物に出会うことができます。 海の話や、室戸ジオパークガイドの資格を持つ船長の室戸世界ジオパークの話を聞きながら色々な生き物を探します。 室戸の海を体いっぱいで感じていただけます。 -
佐喜浜八幡宮
佐喜浜八幡宮は「佐喜浜にわか」が開催される神社です。境内は、常に清掃されており宮司さんや氏子さん達が神社を大事にされていることが伝わってきます。 運が良ければ、氏子さんに佐喜浜の昔話を聞けるかもしれません。(室戸ユネスコ世界ジオパーク HPより) -
だるま朝日
室戸の東海岸から朝日が上ります。海水よりも空気が冷たい冬に見られることが多いです。 -
佐喜浜八幡宮秋祭
「獅子舞」と「俄(にわか)」で、興奮と笑いが詰まった秋祭り。 境内の参道に桟敷が作られ、そこに酒肴を持ち込んで御神幸を送迎します。また、ここから奉納される「獅子舞」と「俄(にわか)」を酒宴とともに楽しみます。 佐喜浜の獅子舞は“狂い獅子”とも言われ、猛獣獅子をリアルに表現しています。また、「俄(にわか)」は、社会風刺を織り込んだ江戸時代から伝わる即興劇で、全国的にも注目され、県の無形民俗文化財に指定されています。桟敷にて飲食とともに、祭りをお楽しみいただけます。(室戸市観光協会HPより) -
俄
佐喜浜俄は、国の無形文化財に指定されています。演題は、町内の出来事を始め、政治社会の時事問題などを取り上げます。最後に争論となって証拠となる物をかかげ、語呂合わせの「おち」によって幕をとじます。ルーツは上方方面と思われていますが、現在全国的にも類例を見ない郷土芸能です。(室戸市教育委員会HPより抜粋) -
室戸春ぶり
室戸の春はブリなんです。産卵を控えて太平洋を南下し、室戸の沿岸近くを通過するブリは、春には栄養を蓄え「室戸春ぶり」として、人々に愛されています。脂は豊潤でサラリ、旨味抜群。温めると、きめ細やかな脂が溶け出し身がホロホロと口の中にほどけ、春の幸せが広がります。田舎マップ管理人のおすすめは、お刺身だけでなく、火を使ったお料理です。鍋、照り焼き、藁焼き、しゃぶしゃぶ。一口一口、脂と旨味が口の中いっぱいに広がって、やみつきになります。 過去の印象で、ブリに「くどさ」を感じている、あなた! 産地の室戸の旬のブリを食べて、魚全般に対する意識改革にチャレンジしてみてください。ブリは日本海に限ると思ってる、あなたも! ご自身の味覚で感じとっててください。室戸の海は、世界的に奇跡的な条件に恵まれています。太陽光が届かない深海の海水がミネラルを豊富に蓄えたまま、室戸の海に湧出しているんです。詳しくは、つながり欄の「海洋深層水」をご覧ください。 -
海洋深層水
1989年、室戸市に日本で初めての陸上型の深層水取水施設が開設されました。海洋深層水とは、深200~300メートル以深を流れる海水のこと。深海では、太陽光が届かないので、海中での光合成で消費される栄養塩(窒素、リン、ケイ素、硝酸など)が消費されずに多く残っています。優れたミネラルバランス、水温が低温で安定し、さまざまな分野での可能性を秘めています。また、表層水と比べて生活排水の影響が無いため、清浄性が高いという特徴があります。室戸市では、自然の恵みである海洋深層水を、飲料水、製塩、陸上養殖などに活用しています。